浅田ますみ

被爆２世　長崎県議会議員

長崎を最後の被爆地へ…これまでの76年間、私たち長崎市民の切なる願いであります。しかし、長い年月の中で、歴史を語る人たちも減り、悲しくも伝え続けなければならないこの長崎の歴史を、どう未来につないでいくのか…これまでも映画上映や宗教で平和を語るシンボジウムなどを開催してきた私自身が模索している中で出会ったこのイベント。長崎では初開催になりますが、ファッションとアートを通じて、多くの方々に「未来へ継ぐ平和」というのを共に考える時間であり、共に世界の恒久平和を願う時間になれば幸いです。コロナ禍の不安という有事の中での開催だからこその意味をみなさんと見出していきたいと思っています。このイベントに参加してくださる方、想いを寄せてくださる方に心から感謝申し上げます。

鶴田能史

tenbo　ファッションデザイナー

２０１９年に立ち上げましたファッション／アート／音楽で平和を願うイベント『Pray for Peace Collection 』は御縁と御恩が重なり今年で３回目を迎えました。開催させていただけることに心から御礼申し上げます。１回目と２回目は広島で開催し、今年の会場となる舞台は長崎。昨今新型コロナウイルスの影響で全世界が不穏な空気に包まれる中、今だからこそ平和への尊い想いを発信できればと思います。テーマは『未来へ継ぐ平和への願い』。戦争を経験した世代から子供そして孫へと継いでいく平和への願い。戦禍を継いでいくのではなく継いでいくべきなのは平和を願う尊さ。戦後７６年の今年、最後の被爆地となる長崎での開催ができる事は身が引き締まる想いです。心新たに誠心誠意取り組ませていただきます。日本人として皆と共に恒久平和を願います。